アメリカではGoogleの隠し機能のことを『Easter Egg』と呼ぶようです。
キリストの復活祭でお祝いとして装飾されるゆで卵のことをイースターエッグと呼ぶのですが、そのイースターエッグを隠して子供たちに探させる遊びがあり、密かに隠したメッセージや悪意のない悪戯のことを比喩して『Easter Egg』と呼ぶのです。
なかなか面白い表現ですね。
Googleの製作者たちはユーモアのある遊び心に溢れていて、Googleに特殊なキーワードを入力することによってトリッキーな仕掛けが発動する機能をこっそり備えました。
単なる検索エンジンに留まらない、Googleに隠れるEaster Eggたちをご紹介したいと思います。
目次
■しょうもないものからトリビア系まで!Google付属の面白機能!
◆画面がバク宙する!?
Googleの検索窓に『一回転』と打ち込んで検索をかけてみましょう。
すると打ち込んだ言葉通り、ブラウザがグルッと回転する演出を見られます。
だから何なんだ、と思ってしまっては終わりです。
新しいアイディアはしょうもないことから閃くことあるという教訓なのです。
◆さらに地味!?ちょっとだけ右肩下がりに
次のキーワードは『斜め』です。
斜めと書いて検索をかけてみましょう。
するとあら不思議、ブラウザがホントにちょっとだけ斜めになりました。
もしかして家が傾いているのかしら?という心配はご無用。
傾いているのはブラウザと、世界経済だけであります。
◆ただ目が痛くなるだけ?点滅する文字
次は『blink html』を打ち込んでみてください。
すると検索結果に現れてきた文章の中の『blink』『ブリンク』『HTML』という文字だけが点滅して表示されるようになります。
常に替わる間近の歩行者信号の青状態となっていますが、この仕様には裏話があります。
ブラウザを開発するエンジニアがある酒の席で、「テキストを点滅させるタグがあれば我々独自のものを作れるのではないか?」とジョークを漏らしました。
あくまでジョークであるというところがポイントです。
翌日彼が会社に赴いてパソコンを点けると、その中にチカチカ点滅する文字を発見します。
実は昨晩彼と同じ酒の席にいた他のエンジニアが、彼のジョークを面白いと思って徹夜でその機能を付け加えてしまったというのです。
口は災いの元、いえ、こうして本来彼の思惑ではなかった点滅するタグが発明されました。
◆数字で見るジョークとうんちくと
Googleは検索結果を示すだけでなく、時にはそのものずばりの答えを指し示してくれることもあります。
以下の言葉を入力すると、検索結果画面に電卓が現れてその答えの数字が示されています。
興味のある人は試してみましょう。
・ユニコーンの角の数は?『the number of horns on a aunicorn』=1
そう確かにユニコーンは一角獣とも呼ばれるぐらいだから、角は1本ですよね。
そもそもユニコーンは伝説上の生き物ですけれど。
・パン屋の1ダースは?『1 baker’s dozen』=13
知ってました?パン屋では1ダースだと13になるんですよ。
13世紀のイギリスではパンの重さに規定があり、軽すぎるパンにはあと一つおまけで追加していたから13になったそうですね。
・人生、宇宙、すべての答えは?『the answer to life, the universe and everything』=42
これはダグラス・アダムズのSF作品『銀河ヒッチハイクガイド』に出てくるフレーズです。
上記の質問の答えをスーパーコンピューターが750万年かけて導き出したという設定ですが、とくに深い意味があるわけではありません。
ジョークの一つして考えましょう。
■大人だって遊びたい!Googleで遊べるゲーム群
Googleではあるキーワードで検索するだけで簡単にゲームで遊ぶこともできます。
肩が凝るようなオフィスでの仕事、たまには同僚にばれないようこっそりゲームに興じてみるのもいいかもしれません。
ただ音量をミュートにしておくことだけは忘れずに。
◆社会の壁を壊せ!?すぐ遊べるブロック崩し
『atari breakout』と検索してみましょう。
検索結果に『Google Images Doodle – Atari Breakout – G.co』が出てくるはずです。
そのページに飛べばブロック崩しが遊べますよ。
夢中になりすぎには注意しましょう。
失敗しても、悔しくてキーボードを叩かないように。
◆そんなに食べてどうする?パックマンでパクパク
Googleではパックマンでも遊べます。
『パックマン』で検索、するとパックマンのゲーム画面が現れるのでクリックしましょう。
敵から逃げまどいながら、ドットをひたすらパクパク食べていくゲームです。
上司に隠れて行う仕事中のお菓子のつまみ食いは、ほどほどにしておきましょう。
◆1UPを目指せ!
『スーパーマリオブラザーズ』を検索してみましょう。
検索結果画面右のほうで画像とともに昔懐かしいファミコンソフトの紹介がされています。
そこに『?』マークのブロックがあることに気づくでしょう。
それにカーソルを合わせて、クリック!
するとマリオでお馴染みのコインをゲットした効果音が鳴ります。
そこで終わりにせずに100回クリックを続けてみましょう。
コインが100枚貯まり、マリオの残数が1UPする効果音が鳴り響くのです。
これはパソコンだけでスマホではできないみたいですね。
■今すぐ使える便利機能!
◆速度を調べてサクサクプレイ
その名の通り、『インターネット速度テスト』で検索すると、ネット回線の速度を調べることができます。
なかなかページの読み込みが遅いなあと感じている人は、一度試してみるといいかもしれません。
◆肥満気味の人に朗報
『食べ物の名前 カロリー』で検索すると、その食べ物のカロリーを調べてくれます。
例えば『りんご カロリー』で検索すると、
りんご:100gあたり:54kcal
と表示してくれます。
『カルボナーラ カロリー』で検索すると、
スパゲッティ(乾麺):100g:378kcal
ベーコン:30g:122lcal
生クリーム(乳脂肪):25g:108kcal
卵黄1個:17g:66kcal
と、具材別にカロリーを出してくれるので、これは普通に便利です。
主婦の人には重宝される機能かもしれませんね。
◆計算だってお手のもの
賢いGoogleは計算も得意です。
電卓機能を使わなくたって、検索窓に計算式を打ち込んでクリックするだけで答えを出してくれます。
しかし便利な機能に頼ってばかりでは人間の頭は衰えるばかりです。
たまには自分の頭を使って計算してみましょう。
■まとめ
以上、Googleにこっそり隠されている裏技をご紹介しました。
ユーモアのある思考が、新しい発想を生むのかもしれません。
常識に捕らわれない、自由な思考で日々を生きていきましょう。