一昔前に発売されたスーパーファミコンソフトの大人気格闘ゲーム、『ストリートファイターⅡ』では、タイトル画面である特定のコマンドを入力することにより、色違いのキャラクターが使用できるようになる裏技がありました。
今のようにネットが普及している時代ではなく、友達同士であーだこーだ言いながらゲームの裏技を発掘していく作業はとても楽しいものでした。
「あのころは楽しかったな」と、昔を懐かしむ。
こちらの記事はそのような記事ではありません。
普段私たちが使用するデパートやマンション、ビルのエレベーターにもゲームと同じように隠しコマンドの入力による裏技が存在していて、その具体的な方法と目的をお伝えするための記事となっています。
「知ってて損はない!」と言い切ってしまってもいい記事だと思いますので、興味のある方はどうかご賞味くださいませ。
損がないだけで実際為になるかは、わかりませんが……。
指定したエレベーターの階をキャンセルする裏技
その名の通り、誤ってボタンを押して自分が本来降りる階ではない場所のランプを点灯させてしまった時にキャンセルする方法です。
エレベーターはやはりみんなで使うものなので、無駄に上げ下げさせることは迷惑になりますよね。
いやそこまで大した迷惑にはならない、と個人的には思いますが、それでは話が進まないので次にいきましょう。
エレベーターの指定階キャンセル方法は、そのエレベーターの製造会社によって異なってきます。
そのため製造会社別にキャンセル方法を記述しているサイトさんも多くあります。
それじゃあまずはいつも自分が使用しているエレベーターの会社を調べて……と、そのようなまどろっこしいことをする必要はありません。
どの会社でも基本的に2パターンの方法を試せばキャンセルできるようになっているからです。
その方法は、次の2つ。
・キャンセルしたい階数ボタンをダブルクリック(素早く2回押す)
・キャンセルしたい階数ボタンを長押しする
この2パターンの方法を試せば、だいたいどの会社のエレベーターでもキャンセルすることができます。
注意点としては、エレベーターの扉が開いている時しか有効でない場合があることと、2回ではなく5回ほど連続して連打する必要がある場合、そして製造年が古い、とくに2005年より以前に製造されたものはそもそもこの裏技が実装されていない可能性があることです。
さらに「階数ボタンを全て押す」ことでもキャンセルできるという話も聞かれますが、信憑性のほどはわからないので本当に全ての階に停まってしまう可能性もありますし、成功するとしてもボタンを押している間に余計な階に停まってしまっては本末転倒です。
同乗者にこいつ何やってんだと思われてしまうかもしれません。
ちなみに運行バスで次の停留所で降りることを伝えるために押したボタンをキャンセルする方法ですが、どうやらその裏技は存在していないようですね。
素直に「すみません、間違えて押しました」と運転手さんに伝えましょう。
止まる階をキャンセルする方法をまてめると
- キャンセルしたい階数のボタンを素早く2回押す
- 素早く5回押す
- 長押しをする
- 上記の事を扉が開いている時に試す
上から順番に試していただくと、9割程度のエレベーターでキャンセルする事ができます。
エレベーターの扉を開けたままにする裏技
はっきり言って、他人にとっては迷惑極まりない裏技です。
どうしてもっていう場合に限り、利用しましょう。
方法は簡単。
あらかじめ段ボールの切れ端(またはそれに代わるもの)を用意しましょう。
開いているエレベーターの扉の境目のへこむ部分(だいたい扉の右側)に段ボールをかませます。
すると安全装置が働き、扉が開いたままの状態になります。
注意点としては、他の階でエレベーターがくるのを待っている人からクレームを受けないようにすることです。
社会人としてのマナーを守って使用しましょう。
そうそう、マナーといえば。
エレベーターに乗る時のマナー
これは主に会社などのビジネスシーンで使われるべきマナーです。
誰が考えたのかはわかりませんが、エレベーターの乗り降りにも一応ルールのようなものがあるみたいですね。
上司や来客者と一緒にエレベーターに乗る際に、参考にしてみるといいかもしれません。
まず乗る順番ですが、位の低い人から乗りましょう。
乗ったら「開」のボタンを押しつつ、もう片方の手で扉を押さえて相手方に乗ってもらいます。
エレベーター内では入口付近の操作ボタンに近いほうが下座、奥のほうが上座として扱われているようです。
乗る時に「お先に失礼いたします」と一声かけるのが良しとされる話も聞きますが、これは状況によるでしょう。
相手方が細かいことなど気にしない大らかな人であれば、そこまですると逆に違和感を持たれてしまうかもしれません。
個人的にはエレベーターの乗り降りごときでそんな……いや、やめておきましょう。
エレベーターを降りる際にも、順番があります。
後から乗ってもらった相手方に、今度は先に降りてもらいましょう。
自分は「開」ボタンを押しながらまたも手で扉を押さえる動作をします。
このように、エレベーターの乗り降りにもマナーがあることがわかりました。
降りる階のボタンを間違って押してしまった時はもちろん、「うっそで~す、間違えました~」と冗談めかして言ったりせずに、密かにダブルクリックかボタン長押しの裏技を試してみましょう。